精神安定剤の効用と副作用

精神安定剤とは

 

精神安定剤とは薬の事を指していますが、不安障害等による症状として不安やイライラを感じる場合が有ります。その症状を緩和、解消させてくれる為の薬剤になります。

 

服用する場合には医師の処方が必要になります。

精神安定剤には大きく分けて2種類の薬が有り、「マイナートランキライザー」と言う種類と「メジャートランキライザー」と言う種類になります。

どちらの薬も中枢神経に作用して症状が緩和、解消されます。

 

「マイナートランキライザー」は別名「抗不安薬」とも言われています。
  • 使用用途は主に、神経症の方、うつ病の方、心身症の方等に利用されています。
  • 効果としてはどちらかと言ったら軽度の不安状態からの緩和、また気分を穏やかに落ち着かせてくれる効果が有ります。
  • また服用後は眠くなる場合が多いですので、睡眠補助剤としての用途も有る薬になります。

 

「メジャートランキライザー」は別名「抗精神病薬」とも言われています。
  • 使用用途は主に統合失調症の方、アルコール依存症の方等に利用されています。
  • 抗精神作用が強く出る薬になりますので、マイナートランキライザーの服用では賄えない様な極度の不安状態を解消する事が出来ます。
  • また精神障害でも急性の方、その他の精神疾患等、幅広く使われる事が多い薬になります。

 

通常、精神安定剤と呼ばれているのは2つの種類の内「マイナートランキライザー」を指している事が多いです。この多くはベンゾジアゼピン系・チエノジアゼピン系の薬を使っている事が多いのですが、万が一乱用した場合には依存性が現れて来る場合が有りますので、きちんと専門医の診察を受け、処方してもらって服用する必要が有ります。

 


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